宗派によるお焼香の仕方について【天台宗編】

2015年02月28日12時04分
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宗派によるお焼香の仕方について【天台宗編】

宗教によってお焼香の手順が違うことは分かったけど……。天台宗はどんなお焼香をするの?

宗派によってお焼香の手順が違うということは以前お話しました。
では、どんな手順があるのでしょうか?
様々な宗派のお焼香手順をご紹介します。

第2回の今回は天台宗のお焼香の仕方について解説します。

まず、天台宗とは何でしょうか……?

真言宗は密教だけの宗教ですが天台宗は真言宗とは違い、様々な仏教を取り入れた宗派です。
なので、教えも様々で、「戒律」「浄土思想」「禅」などが詰め込まれております。
中心となるのは法華経(妙法蓮華経)という経典です。
人によって様々な教えを吸収できるので、最終的には新たに宗派を立ち上げる者までいたくらいです。

早速、天台宗のお焼香の仕方について学びましょう。

天台宗のお焼香の仕方をご紹介します。
()の中のものは周りの人に合わせて行ったほうがいいものです。
◎の中のものは、周囲の状況を見て、省略したり変更してもいい部分です。


  1. 1)左手にお数珠を持ち、焼香台の方へ進む。(喪主・親族に軽く会釈する)
    焼香台が導師より前に設置してある場合は、一度導師の横で立ち止まり導師に一礼をする。
    ◎焼香台の手前でいったん止まり、改めて2~3歩進む
  2. 2)焼香台の前に立ち、姿勢を正してお位牌(もしくは、遺影)のほうを見て軽く頭をあげ一礼し、合掌、礼拝する。
    一礼は軽く頭を下げる程度。
    礼拝は、合掌をしたまま上半身をすこしだけ前に傾けて頭を軽く下げる感じにしましょう。
  3. 3)右手の親指・人差し指・中指の3本を使って、軽く香をつまみ焼香する。
    これを3回繰り返す。
    天台宗の場合、押しいただかないでそのまま香炉にもっていきます。
  4. 4)もう一度合掌をして礼拝する。
    礼拝は、合掌をしたままで上半身を軽く前に傾けて頭を軽く下げる感じにしましょう。
    ◎2~3歩下がる
  5. 5)退出する。
    焼香台が導師より前に設置してある場合は、一度導師の横で立ち止まり導師に一礼をする。
    (喪主・親族に軽く会釈する)


この手順はあくまで参考です。
周りの人の状況や、スタッフに聞いてみるのが一番です。
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