宗派によるお焼香の仕方について【臨済宗編】

2015年03月06日20時00分
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宗派によるお焼香の仕方について【臨済宗編】

宗教によってお焼香の手順が違うことは分かったけど……。臨済宗はどんなお焼香をするの?

宗派によってお焼香の手順が違うということは以前お話しました。
では、どんな手順があるのでしょうか?
様々な宗派のお焼香手順をご紹介します。

第4回の今回は臨済宗のお焼香の仕方について解説します。

まず、臨済宗とは何でしょうか……?

臨済宗とは、中国禅宗五家の1つです。
豪放な家風を特徴とする唐の臨済義玄によって創宗されました。
日本には栄西(1141年~1215年)以降に中国から様々な人によって持ち込まれ、様々な流派が成立しました。
室町幕府と結びつきが強く、室町文化の形成にも大きな影響を与えました。

早速、臨済宗のお焼香の仕方について学びましょう。

臨済宗のお焼香の仕方をご紹介します。
()の中のものは周りの人に合わせて行ったほうがいいものです。
◎の中のものは、周囲の状況を見て、省略したり変更してもいい部分です。


  1. 1)左手にお数珠を持ち、焼香台の方へ進む。(喪主・親族に軽く会釈する)
    焼香台が導師より前に設置してある場合は、一度導師の横で立ち止まり導師に一礼をする。
    ◎焼香台の手前でいったん止まり、改めて2~3歩進む
  2. 2)焼香台の前に立ち、姿勢を正してお位牌(もしくは、遺影)のほうを見て軽く頭をあげ一礼し、合掌、礼拝する。
    一礼は軽く頭を下げる程度。
    礼拝は、合掌をしたまま上半身をすこしだけ前に傾けて頭を軽く下げる感じにしましょう。
  3. 3)右手の親指・人差し指・中指の3本を使って、軽く香をつまみ焼香します。
    押しいただかずにそのまま香炉へ静かにもっていきましょう。
    1回だけ行います。
  4. 4)もう一度合掌をして礼拝する。
    礼拝は、合掌をしたままで上半身を軽く前に傾けて頭を軽く下げる感じにしましょう。
    ◎2~3歩下がる
  5. 5)退出する。
    焼香台が導師より前に設置してある場合は、一度導師の横で立ち止まり導師に一礼をする。
    (喪主・親族に軽く会釈する)


この手順はあくまで参考です。
周りの人の状況や、スタッフに聞いてみるのが一番です。
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