紅茶を美味しく楽しむために、好みの地域・ランクを見つけよう

2015年03月21日20時51分
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紅茶を美味しく楽しむために、好みの地域・ランクを見つけよう

紅茶のランク、全部言えるかな?



紅茶にはいくつかの分類の仕方があります。
例えば原産地、地域、ランクです。
この原産地、地域、ランク、それぞれに特徴的な味わいがあります。

様々な種類の中からお気に入りの紅茶を見付けるのが紅茶を嗜む楽しみのひとつでもあります。

原産地と地域の違いについて


原産地と地域に何か違いがあるのかと感じるかもしれませんが、原産地というのは国のことです。
インドやスリランカなどが有名です。

地域はその国のどこで作られたのかということです。
ウバ(スリランカ)やダージリン(インド)、キーマン(中国)などがよく知られています。
この3つの紅茶は世界三大紅茶と呼ばれるエリアティーです。

産地別の紅茶をエリアティーと呼ぶことがあります。
よくよく見ると、ウバ・ダージリン・キーマンは地方の名前ですね。
エリアティーの飲み比べをすると、その地域によって味がまったく違うので楽しめますよ。

では、ランクとは……? ランクが高いほどいいの?


ランクは等級、グレードとも呼ばれていますが、これは品質をあらわす言葉ではなく、同じ茶葉の形や大きさによって分けたものをいいます。
大きい葉と小さい葉ではやはり紅茶を淹れた時の抽出時間が違うので、分類しているというわけです。
ですから等級は低かったとしてもおいしい紅茶というのは存在しています。

大型の紅茶葉では、水色が薄く、抽出に時間がかかってしまいます。
小型の紅茶葉では、水色が濃く、抽出にかかる時間は大型の紅茶葉よりも短いです。

このように紅茶を淹れるときの方法や時間が変わってきてしまうので目安としてランクがつけられているのです。

では、価値の高い紅茶葉、価値の低い紅茶葉などは……?


紅茶は若い新芽(FOP)のほうが価値が高く、下の葉になればなるほど価値が少しずつ下がっていきます。
一番価値が高いのはFOP(フラワリー・オレンジ・ペコー)、次がOP(オレンジ・ペコー)、3番目がP(ペコー)、そして4番目がPS(ペコー・スーチョン)です。

それから茶葉が加工されると今度は品質分けされた状態で等級がつけられるのです。

ちなみにこの等級、F、O、P、S、などアルファベットで表されていますが、これは茶葉の見た目の特徴を現すアルファベットとなっています。

たとえば、ダージリンやアッサムにあるTGFOPという等級ですが、これは
T=ティッピー ・・・ティップ(若い芽)
G=ゴールデン ・・・金色の
F=フラワリー ・・・花のような
OP=オレンジ・ペコー ・・・橙黄色がかった、うぶ毛、若い芽
このような意味を持っています。

これを覚えたら市販されている茶葉を確認してみましょう。
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