お年寄りに忍び寄るリスク……誤嚥性肺炎を予防しよう。

2015年03月15日22時08分
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お年寄りに忍び寄るリスク……誤嚥性肺炎を予防しよう。

誤嚥性肺炎に注意しよう


食事を介護する上で注意しなければいけないのが、誤嚥性肺炎です。

高齢者は食べ物や唾液を飲み込む力、嚥下力(えんげりょく)が低下しており、誤って食べ物や唾液を気管に飲み込む、「誤嚥(ごえん)」が生じやすくなっています。

健康な方ですと、誤嚥しても咳が出てその咳によって器官に入った食べ物を排除することができます。
ですがお年寄りの場合、誤嚥すると咳が出るのですが、その咳でまた誤嚥してしまったり、
または咳が全く出ず、器官にはいってしまった食べ物がでてこないということが有り得ます。

誤嚥すると、食べ物や唾液と一緒に口内細菌が気管に入って、結果として肺炎を引き起こすことがあるのです。

当てはまっていませんか? 誤嚥性肺炎の特徴とは……?

症状の特徴は、

  • ・発熱や咳

  • ・痰

  • ・胸痛

  • ・呼吸困難

  • ・食欲不振


などです。
普通の風邪やインフルエンザに酷似しているので気づくのが遅くなってしまうことがあります。

素早く適切な処置を受ければ問題ありません。
ですが、治療が遅れると症状が悪化し、最悪死に至るケースもあります。

誤嚥性肺炎にかからないようにするための予防方法

誤嚥性肺炎に高齢者がかからないようにするには、介護する人が口腔ケアを丁寧に行う必要があります。
歯磨きをするのが一番ですが、それが出来ない場合は、歯磨き用のウェットティッシュもあるので簡単に歯磨きができます。
また、総入歯だったりすると歯茎を傷つけてしまうので柔らかいスポンジで出来た介護用の歯ブラシ(口腔ケアブラシ)なんかも売ってたりします。
介護現場で使用されている、お口用やわらかスポンジブラシ。歯ブラシでは刺激が強い方に。口腔...
\16,800
ずっと使うものなので買い溜めしておくといいでしょう。
特にこだわりがない場合はコスパのいい物を選ぶと良いです。
どちらも介護コーナーを探せば見つかるでしょう。

食後にうがいをしたり、すっぱいものを食べて唾液を増やすことも口腔衛生を保つことに役立ちます。
お茶を飲むのもカテキンが抗菌効果があるので虫歯予防に効果的でおすすめです。

うがいや食事後の歯磨きを徹底して行う・歯医者にて定期的な診察を受け、歯垢、歯石、舌苔を除去してもらうことが大切です。
また、手指についた雑菌が口に入らないよう、食事前はしっかり手を洗う等をして、常に口の中を清潔に保つようにしなければいけません。
もちろん口の中に入る恐れのある物を綺麗に保つことも重要です。

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