冬の家庭菜園では、畑を耕して土壌作りをしましょう。

2015年03月03日21時04分
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冬の家庭菜園では、畑を耕して土壌作りをしましょう。

なんで冬に畑を耕すんだろう?


わざわざ寒い冬に畑を耕すにはしっかりとした理由があります。

家庭菜園ですと、寒い冬に作業を行なうのは邪魔くさいと感じるかもしれません。
ですが、この時期にしか出来ない事もありますので、しっかりと畑を耕しましょう。

冬は畑を耕す絶好のチャンス!! その理由とは……?

冬に畑を耕す理由は、この時期は何も栽培していない事が多いからです。

もう収穫した後になりますので、この時期にしか出来ません。
それに加え、暖かくなる春の種まきの時期に土の状態を最高のものにしておく必要があります。

冬に耕すと、簡単に耕せます。その耕し方とは……?

耕し方も簡単です。
まず、土を掘り起こします。
そして耕した土を冬の寒い風にさらします。
寒い風に晒すことによって、良質な酸素を補給させることができるのです。

更に、害虫対策もできちゃう!?

冬の寒い時期だからこそできることが害虫と病気の対策です。
掘り起こした土を寒い風に晒さすことによって風化させて、害虫や病原菌、更には雑草などの密度をぐっと下げることが可能となるのです。

上手な畑の耕し方とは……?

畑を耕すと、ふわふわの土を作ることが出来るので、同時に水はけもよくなります。
正しい耕し方を覚えて美味しくて新鮮な野菜を食べましょう。

上手な畑の耕し方
1)畑全体に石灰or苦土石灰を、7~8割程度が見えなくなる程度(1平方mあたり50gくらいです)(注1)に均一になるように蒔きます。
2)20~30cmの深さを、鍬(くわ)やシャベルを使って丁寧に耕します。
3)耕し終えたら、土の表面の凹凸をそのままにして寒気に晒し、風化を促します。

注1:石灰の量は、野菜の種類によって育ちの悪いものがあるので、その場合には土のphを調べて加減します。

冬に畑を耕すだけで、こんなに素敵な効果が……!

このような作業をするだけで、春に種をまいて収穫する時には、立派な作物が出来上がるのです。

作物を作るには、栄養がある土壌が必要になります。
なので、種をまく前に改善が必要です。
寒い時期に土壌を改善することによって害虫や病原菌などの対策にもなるのです。

一石二鳥な冬の畑作業。
ぜひ今年の冬から試してみてください。

畑を耕すときに便利なアイテムもあります

畑作業をする時に便利な鍬(くわ)やシャベルの紹介もあります。
是非、合わせてご覧ください。

家庭菜園に使う道具はどんなものがあるの……? 家庭菜園初心者がつまづく道具の揃え方について。

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