カブトムシを飼育し産卵させ幼虫から楽しむ!餌から土まで解説!
2016年07月20日22時14分
夏以外にも楽しめるカブトムシの飼育
いつまでも、みんなの人気者であるカブトムシ。
自分でつかまえてきたカブトムシが卵を産み、それが成虫になった喜びは格別です。
実はカブトムシの飼育は、成虫も幼虫もとても簡単なんです。
カブトムシの飼育を夏だけで終わらせずに、卵、幼虫、サナギ、そして成虫まで育ててみましょう。
カブトムシの幼虫は基本的には放置していても大丈夫ですが、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
1つ目は、土の交換は最低2回は必要です。
幼虫を入れたケースは、8割くらいまで土を入れてください。
冬眠し春になると土を食べるので、その時点でまた土の交換が必要になります。
2つ目は、適度な水分です。
冬眠中は水をやらなくても大丈夫ですが、土を食べる時期には水分を保つことが必要になります。
3つ目は、幼虫を入れすぎないことです。
幼虫を入れすぎると、土が足りなくなってしまいます。
そうすると死んでしまったり、小さいサイズのカブトムシになってしまいます。
カブトムシは1度に20個から30個の卵を産むので、別のケースに移したりしないと育たなくなってしまいます。
幼虫からサナギに成長した時の注意点
昆虫にとって、サナギの期間はとても重要な期間です。
飼育をしていてこの期間に触ったり動かしたりしてしまうと、成虫になることができなくなってしまう場合があるので、そっとしておいてください。
飼育方法としては、サナギになったら乾燥さえしていなければ水をまく必要もありません。
そのまま見守っているだけで大丈夫です。
徐々にサナギの殻をカブトムシが自分ではずしていくので、自分から動き出すようになるまでは何もしないようにしてください。
次の世代に繋げる…産卵するのに必要なもの
めでたくサナギから成虫になったとしても、カブトムシの成虫の寿命は1~2カ月しかありません。
ですが、うまくいけばメスが卵を産んでくれることがあります。
産卵させるためには、オスとメスを同じ飼育ケースに入れてあげましょう。
狭いとストレスになってしまうので、適度な大きさのものを選びます。
だいたい5cmほどの昆虫マット(土)を敷いたら、表面を固めると良いでしょう。
メスはこの固めた部分に卵を産むことが多いからです。
そこからまた、昆虫マットを10cmほど追加しますが今度は表面を固めなくても大丈夫です。
ケースの中には、止まり木や落ち葉や割り箸、餌となるゼリーや水分が少ないバナナやリンゴなどを置いてあげましょう。
ケースは日の当たらない涼しい場所に置いてあげ、カブトムシにとって快適な環境を整えてあげることで、長生きしてくれるでしょう。